【仏心】釈尊の人間教育学

暑中お見舞い申し上げます
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仏陀となる道
――仏陀となる道—― 釈尊 の 人間教育学(一話)は、 こちらから掲載。

3月の言葉「五蘊盛苦」
四苦八苦 その九 完 ―人生を苦しくさせる八つの原因— 三話 八 苦 五、五蘊盛苦(五陰盛苦)―肉体的生存そのものの苦しみー 「五蘊」の「蘊」は、蘊蓄というように、積み重なる。 寄り集まってできているという意味です。 仏法では蘊を積集といっています。 つまり五つの蘊が合成して一個の人間となるということです。
2月の言葉「求不得苦」
四、求不得苦—―求めるものが得られない苦しみ 釈尊は、人生なにかにつけて 思うようにならない悩みついて、 「求不得苦」、「五蘊盛苦」(五陰盛苦)の 二つの事柄によって説かれています。 まず、「求不得苦」とは、 求めても、求めても満たされない苦しみ。 何かが欲しくても 自分の思ったように 手に入れることができない苦しみです。

年賀状「百々千々万々年」
ー百々千々万々年ー いつまでも平和な御代がつづき 人々が安泰でありますように 「一年の計は 元旦にあり」 人生をどう生きていくかを、 確りと掴んで出発すれば、迷うことはありません。 迷いだすと、 百年は何一つ成すところなく終ってしまいます。 心を決めて進めば、 一年でも、大きな成果をあげることができます。
12月の言葉「怨憎会苦」
三、怨憎会苦—―怨み憎んでいるものに会う苦しみ これは「愛別離苦」とはまったく反対に、怨み憎しみあう者や虫の好かぬ者、    馬の合わぬ者、さては仇同士でも縁があれば、 嫌でも常に顔を合わせなければならない苦しみです。     人生は皮肉なもので、いつまでも一緒にいたいものとは別れなければならないのに、    嫌な人間とは常に顔を合わせなければならないのです。    ですから、どうしてもそこに人間関係の不足がでてきてギクシャクした関係になります。

11月の言葉「愛別離苦」
愛別離苦—―愛するものと別れる苦しみ三話 八 苦一、八苦とは何か―― 釈尊は 生・老・病・死する人の在り方に深く悩まれ、この「生老病死」を四苦として大きく問題とし、 その解決のために二十九歳のとき出家されました。 さらに四苦に、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦(五陰盛苦)の四苦を加えたものを「八苦」といいます。 つまり、前の四苦は、 人間の生き物として起こる苦しみであり、 後の四苦は、 人間が人間であるために味わう苦しみであります。
10月の言葉「死苦」
二話 四苦(生老病死) 四、死 苦―死を逃れえない苦しみ 「生死事大、無常迅速 光陰惜しむ可し、時人を待たず」 生死の問題は、きわめて重大である。しかし、時は無常にして迅速、あっという間に過ぎ去ってしまう。 生死とは生老病死の四苦における始めと終り――― 一生

9月の言葉「病苦」
二話 四苦(生老病死) 三、病 苦―病によっておこる苦しみ 私たちにとって、健康ほど幸せなことはありません。 地位があっても、 財産があっても、 健康があってこその幸せであります。 では、健康とはどういうことか、 と改めて問いなおしてみると、 これは なかなか難しいことだと気がつきます。
8月の言葉「老苦」
二、老 苦―老い衰えていくことの苦しみ 根本仏法(釈尊の人間教育学)の教え 「苦」というのは 単に「楽」の反対、 つまり、楽しいことはひとつもないという、 楽に対する 苦しみ という次元の語句ではありません。 「苦」とは、 仏教語大辞典をみると 「思い通りにならぬこと。身心を悩まされて不安な状態」とあります。

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