【仏心】今月の言葉

【仏心】今月の言葉 · 01日 6月 2019
この句は、臨済宗大慧派四世、宋の大川普済禅師(1179~1253)の 著述『五燈会元』にでてくる句で、 「今まで降っていた雨がからりと晴れあがり、 青山は青きが上にも青く、山上には白雲が流れている」 という自然の妙景をうたったものですが、 その意は、 「不動の本性を忘れ 徒に煩悩の雲に迷う」(柴山全慶『禅林句集』) ⋯――という深い意味を含んでいます。
【仏心】今月の言葉 · 01日 5月 2019
<5月の言葉>この句は、渓川の響きはこれ仏の説法、山の色これ仏の妙色身。蘇東坡(そとうば)が、悟った境地を詩にうたいあげ師の照覚常総禅師に呈したもの。蘇東坡(1036~1101)は、中国北宋時代の有名な詩人ですが、彼の詩の中に皇帝を謗ったものがあると讒訴され、五年におよぶ流謫生活の中で、禅に深く帰依し自己修養につとめました。 彼は減刑されて行動の自由を得るや、廬山東林寺の照覚常総禅師(1025~1091)に参じました。

【仏心】今月の言葉 · 01日 4月 2019
この句は『碧巌録』第五則に出ている有名な語で、春になって、百花の咲くのは、誰のために咲くというのではなく、百花爛漫なる所、即ち、これ至道なり、大法なり、自己の表現であるという意味です。
【仏心】今月の言葉 · 01日 3月 2019
桃は紅、李は白く、菜華は黄、春風に門著すれども、総て知らず ーーーーーーーーーーーーーーーーー 見渡せば、 山辺は紅くれないの桃の花が、 里辺には白い李すももの花が、 田畑には黄色い菜の花が咲き競い、 それぞれが千差万別の姿で春を謳歌おうかしている。

【仏心】今月の言葉 · 01日 2月 2019
一花開いて 天下春なり(一輪の梅花に、天下の春を知るなり)―――の句を口ずさむと、服部嵐雪の「梅一輪、一輪ほどの あたたかさ」 の俳句が思いうかんできます。
【仏心】今月の言葉 · 29日 1月 2019
「山河をみるは  仏性をみるなり」 床の間は、日本人だけが生み出した静寂の空間です。 とくに茶道では、床の間が重視され、 茶席では必ず仏語、中でも多くは禅語が掛けられます。 ところが茶掛の言葉はほとんど漢文で、 なんとか読めたとしても、その意味がわからない場合が多いものです。

【仏心】今月の言葉 · 01日 1月 2019
霜にたたかれ、雪に埋もれ、寒気にさらされ、苦難と試練に耐えぬき、 その千年の翠をいよいよ輝かせている老松の見事さ、その松の下で一人の老翁が花を楽しんでいる。
【仏心】今月の言葉 · 01日 1月 2018
松や柏樹は千年の緑を保つことから、永遠の繁栄を願う、おめでたい句とされていますが、そこに、松柏不断の真説法が聞けたならば、いっそうめでたさも増すことと思います。