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2月の言葉



一花開いて 天下春なり

(一輪の梅花に、天下の春を知るなり)


―――の句を口ずさむと、服部(はっとり)(らん)(せつ)

 

梅一輪、一輪ほどの あたたかさ

 

の俳句が思いうかんできます。



長い冬から解放された 

 

春到来の喜び がひしひしと感じられる句です。

 

 

そして、

 

花が咲く 花が咲く どこに咲く

 

山に咲く 里に咲く 野にも咲く

 

 

の童謡「春が来た」のメロディーが思わず唇に上がってきて、

 

幼い日の思いでとともにジーンと胸によみがえってきます。

 


ここにいう「一花開いて」とは、

 

単に梅の花が咲くことではなく、

 

心の花が開け、

 

うららかな悟りの世界が展開してきた

 

という歓喜の表現でもあります。

 

 


(愚 歌)

 

雪にたえ霜にたたかれ 花ひらく

 

梅の心に みほとけを見る

 

 

梅が 百花のさきがけ  となって 花を開き 馥郁ふくいくたる清香を放つまでには、

 

霜にたたかれ、雪に埋もれ、寒気にさらされ、

 

どれほどの苦難と、 試練に耐えてきたか、

 

その忍苦を 自分に置き換えて味わっております。

 

平成31年 2月 1日

            自然宗佛國寺  開山  愚谷軒 黙雷


自然宗佛國寺・開山 黙雷和尚が、
行脚(徒歩)55年、下座行(路上坐禅)50年の修行のもと連載でお伝えしています

 

下記FB:自然宗佛國寺「今月の言葉」から、毎月1日掲載 

 

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また、住職:釈 妙円FBからも掲載。


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